更生工事が行えない場合は線電極防食法[クレフロス]
電気防食の原理を給水管のサビ防止に応用した装置を「クロフレス」といいます。
耐久性の高い線状の電極を給水管内に挿入し、微弱な電流を供給することにより、給水管の腐食をほぼ100%に抑えることができる手法です。
弊社では、「Eco・NR給水管更生工法」が使用できないお客様にはこちらの「クレフロス」を使用させていただいております。
電源装置は共用部分(大型)と専用部分(小型)を用いて、交流100Vを直流2.5-3Vに整流して使用していますので、電気代は非常に軽微で、1電源装置あたり年間20-30円程度の電気代ですみます。
電源装置の耐久性は7-10年が目安です。
共用部と専門部に分けて、各々の回路ごとに電源装置が設置されます。
共用部工事で1週間前後、各専用部で3~4時間と短時間で工事は完了します。(各専用部の挿入経路は異なりますので、詳細は担当者にお尋ねください)
工事完了後は、毎年1回の電源装置の保守管理が行われます。
電極体は、TiをIrO2の貴金属で覆った素材で構成され、ほとんど消耗しません。従った高い耐久性能を発揮します。
また、絶縁・保護のための網状の繊維はETFE(4フッ化の繊維)ですから、溶出・消耗の心配ありません。
このことから、給水器具としての認証試験もクリアし、安全性が確認されています。
直結方式のマンションにも最適な防食方法です。